【書評】亡くなった人にできること|グリーフケアを学びたいなら必見

あなたは家族や大切な人を亡くした経験がありますか?
あると答えた方。
お辛い経験をされましたね。

ねこちゃん

「亡くなる前に、ああしてあげれば良かった。」
「私の看取りは正しかったんだろうか?」

そんな気持ちを抱えていませんか?

私の夫は半年前(2021年7月)に亡くなりました。

とうこ

「亡くなる前に、もっと出来る事があったんじゃないか?」という後悔でいっぱいです。

そんな時にこの本を手に取りました。

「亡くなった夫に何か出来ることがあるんだろうか?」
「亡くなってから恩返しなんて出来るの?」
そんな気持ちでした。

この記事で分かること

亡くなったあの人のために出来ることが分かります。

目次

グッときたところベスト3

1位 過ぎた事はすべてベストチョイス

過ぎたことはすべてベストチョイス。
「たら」「れば」で考えるのは少しお休みしませんか。
「あの時はあれがベストだったんだ」とご自分を認めてあげてよいと思うのです。

亡くなった人にできること 著:玉置妙憂

「違う治療法を選んだいたら…。」
「もっと優しくすればよかった…。」

大切な人が亡くなると、「たら」「れば」のオンパレードですよね。

結果として、あなたの大切な人は亡くなりました。
けれど、あの時のあなたは、大切な人のために一生懸命考えて、精一杯頑張りました。

あなたの心の中で生きているあの人は、今のあなたに何て言うでしょう?

「ありがとう。」

そう言ってくれると思います。
大切な人があなたを認めてくれているんです。
あなたも自分を認めてあげましょう。

それでも、やっぱり「たら」「れば」と思いますよね。

そんな時は泣きましょう。
思いっきり泣きましょう。
泣き疲れるまで泣いて、寝てしまいましょう。

そうやって時間が過ぎるのを、ただ待つしかないのです。

2位 功徳(くどく)を積む

功徳(くどく)を積んで回向(えこう)する

あちらに逝ってしまった愛する人に、こちらにいる私たちからできることは何もないと思い込んでいらっしゃいませんか。何もできないと思うと、苦しいこともあるでしょう。そんな時は「回向」という方法があります。

亡くなった人にできること 著:玉置妙憂

亡くなった人はどこへ行くのでしょう?
私は「あの世」があると思います。
夫は「あの世」で穏やかに暮らしているような気がするんです。

回向とは、仏教の言葉です。
あなたの功徳が亡くなった人に届くと、届いた人の周りは明るくなり、良いことがたくさん起きるようになる、という意味です。

功徳を積むには、

  • あなたが笑顔で過ごすこと
  • 感謝して食事をいただくこと
  • 他人に優しくすること

だといいます。

大切な人が亡くなって、あなたの涙は毎日枯れることはないでしょう。

でも、あなたの笑顔が大切な人に届くなら…。

大切な人のために笑ってみませんか?

人生の課題

彼が亡くなったのは、彼自身の今生のカルマ=人生の課題を達成したから

亡くなった人にできること 著:玉置妙憂
ねこちゃん

「過ぎたことはベストチョイスなんて思えない。」
「笑う気になんてならない。」

そうですね。
私もなるべく笑って過ごそうとは思いますが、笑う気にならない事もあります。

「あの時、夫にあんな事言わなければよかった…。」という思いが堂々巡りします。

でも、「夫が亡くなったのは、彼自身のカルマ=人生の課題を達成したから」と言われると、納得できます。

夫は生前、病気と戦いました。
辛いこともたくさんあったのに、戦い続けました。
一生懸命戦ったから、神様(仏様?)に、

「もう十分頑張ったよ。
一回、天に帰っておいで。」と言われたんじゃないかと思うんです。

どんな人にオススメなのか

ご家族や大切な人を亡くして後悔している方や、ご自分を責めてしまう方に読んでいただきたいです。

まとめ

「ああしていたら」「もっと優しくしてあげれば」と思うのは、よく分かります。

でも、ご自分を責めないでください。

あの時のあなたは精一杯頑張りましたよ。

大切な人も「ありがとう。」と言ってくれると思います。

いっぱい泣きましょう。

そして、気が向いたら笑ってみて下さい。
大切な人に、あなたの笑顔が届くように。

目次・著書プロフィール・本の詳細

目次

第1章 大切な人を亡くした後悔

第2章 死後の世界と大切な人への関わり方

第3章 故人が喜ぶ最大のご馳走はあなたの幸せ

第4章 明日からあの人に毎日できること

第5章 亡くなったのに悲しめない人はどうすればよい?

著書プロフィール

玉置妙憂(たまおき みょうゆう)

看護師・看護教員・ケアマネジャー・僧侶。東京生まれ。専修大学法学部卒業。夫の「自然死」という死に様があまりにも美しかったことから開眼し出家。高野山真言宗にて修行を積み僧侶となる。「非営利一般社団法人 大慈学苑」を設立し、終末期からひきこもり、不登校、子育て、希死念慮、自死ご遺族まで幅広く対象としたスピリチュアルケア活動を実施。講演会やシンポジウムなど幅広く活動している。「まずは、あなたのコップを満たしましょう」(飛鳥新社)「死にゆく人の心に寄り添う医療と宗教の間のケア」(光文社新書)など著書多数。

本の詳細

2021年1月18日 初版発行

著者:玉置妙憂

発行者:野村直克

発行所:総合法令出版株式会社

印刷・製本:中央精版印刷株式会社

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この記事を書いた人

35歳で看護師を志して、36歳で看護学校に入学。
40歳で看護師になりました。
看護師歴約10年です。
看護学生時代にうつ病になり、約10年闘病しました。
病棟経験はほとんどありませんが、糖尿病クリニックで働きながら糖尿病療養指導士の資格習得を目指して勉強中。
2021年に夫が永眠し、グリーフケアの勉強も始めました。
茶トラくんと三毛猫ちゃんの兄妹(4歳)と一緒に暮らしています。

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